トラックボールの超定番かつ最初の1台におすすめは、M575。
そして、お値段は2~3倍ですが、高機能・高性能トラックボールといえば、MX ERGO(MXTB1s)。
実際にトラックボール難民を続けていましたが、最終的にこのMX ERGOを発売当初から使い続けています。
ところで、結論から言います。
「仕事で使うなら、この1.5万円くらいの価格はは十ニ分ペイできるはず!」
早速、お得な買い方も含め開梱レビューから始めていきます。
- 使い勝手がよく、長時間使っても疲れにくい
- PC2台を切り替えられて、コピペも引き継げる
- 保証期間2年あり、チャタリングも起きづらくなった
- クリック音がうるさい (解決法あり)
- ボールを外すのが面倒
- 持ち運んで使うには少々重たい(一般的なマウスの3倍程度)
about me
マウスで腱鞘炎を起こして、トラックボールに乗り換えました。
それからトラックボールは、M570t(M570)を5年ほど使い続けています。
使用時間は、休日を含め5時間/日くらいで、多い日は12時間を超えます。
ゲーマーではないので、コンマ数ミリ秒の遅延は全く気にしません。
ただし、仕事で長時間使うため、機能性や疲れにくさをかなり重視しています。
また、①故障、②すぐにバッテリー切れ、③途切れるなどのトラブルは、もはや問題外です。
このようなユーザーですが、MX ERGO(MXTB1s)は大満足できています。
似たような環境の方にとっては、同じように満足できるのではないでしょうか?
トラックボール沼から脱出できたのは、MX ERGO(MXTB1s)のおかげなので、その経験を元にトラックボールのおすすめ比較記事も書いています。
パッケージ
少し高級感があり、おもしろいパッケージ。
黒を基調に緑のアクセントがロジクールらしいです。
そして、ティッシュボックスより一回り大きいくらいのサイズ感。
店頭でも中身が見えるように設計されています。
付録つき雑誌のように表紙をめくるとMX ERGOが鎮座しています。
バッグの留め具のように”パチッ”と磁石ではまるのが心地よいです。
実は、MX ERGO本体の取り出しはスライド式。
ボール台紙に鎮座していて、透明プラに覆われています。
さらに、充電用USBケーブルは、台紙の下に隠れています。
最初は、本体にも薄いフィルムがかかっています。
その下に、水色の説明のシールが貼り付けられています。
持ち上げると、金属的なずっしり感を感じます。
プラスチッキーなM570tとは明らかに違う高級感です。
ですが、実は台座の金属板が95gもあるのが原因で、コレを除くとだいぶ軽くM570tやM575よりも軽いです。
1-2の切り替えのLEDランプの点滅はかなり高速。
目障りという程ではないものの、そこそこ目立ちます。
カスタムボタンで精密ポインティングは結構遅め。(調整可能)
この機能を知らずに切り替わると、急にポインターがうまく動かない故障かなと焦るかもしれません。
デザイン
グレーで落ち着きいた渋さ
M570tのような青いボールがなく、とにかく地味。
全体的にグレーでモノトーンですが、存在感は意外とあります。
重厚な塊感はあるので、決して安っぽくは見えず不思議な感覚。
そして、そのぶんM570tよりも職場で使いやすいデザインです。
スペック
製品名 | Logicool® Wireless Trackball MX ERGO | Logicool® Wireless Trackball M570t |
型番 | MXTB1s | M570t |
JAN | 4943765046363 | 4943765038771 |
サイズ | 133×100×52 mm | 145×95×45 mm |
重量 | 259g | 142g |
発売日 | 2017年9月22日 | 2013年8月2日 |
dpi | 320 – 440 (初期値380) | 540 |
ボタン数 | 8 | 5 |
電池 | Li-Ion (500 mAh) | 単3電池×2 |
電池寿命 | 4ヶ月 (max) | 18ヶ月 (max) |
操作方式 | Unifying (2.4GHz) / Bluetooth® | Unifying (2.4GHz) |
操作距離 | 10m (max) | 10m (max) |
機能 | スクロール+チルト、 カスタムボタン | スクロール(垂直)、 |
※ | SW-M570に移行中 |
使い勝手
クリック音がうるさい! → 超簡単な静音化方法あり
MX ERGOをオフィスで使う上での致命的な弱点が、クリック音がうるさいこと。(10cmの距離で約50dB)
約500円ほどのKailh製のミュートマイクロスイッチに交換すると、動画の右側くらい静かになります。
交換するには、ネジを5本ほど外してハンダ付けの技術があれば十分できるくらいですが、保証対象外になります。
ちなみに、2,000円前後でスイッチ代込で請け負ってくれる方がヤフオクなどで何名かいらっしゃいます。
交換するのが面倒だなとか、自信がないなという方ならお願いしてしまったほうが楽なのでオススメですよ。
MX ERGOを発送する際はレターパックプラス(520円)か、近くなら宅急便コンパクトで送るのが安いです。
誤って1-2を切替えることはない
不安に感じていたのが、マウスの切り替え機能。
うっかり触ってしまうのではないかと心配していました。
ですが、実際には誤って触れること自体がありませんでした。
むしろ他の場所にあってもいいくらいの印象です。
角度切替は意外といい
20°傾けると、確かに疲れにくく感じます。
慣れるとM570tのほうが違和感を感じるくらい。
無駄な力が減り、丸一日使った後の疲れが残りにくいです。
実際に、人間工学でも手首への負担が少ないんだとか。
ボタンの硬さが絶妙で指に優しい
クリック感やボタンの押込みは全体的に軽め。
ただ、意図せず反応するほど軽くはなく、絶妙な硬さ。
腱鞘炎に悩まされて手にとって、非常に優しい設計です。
ボールを外すのが面倒
トラックボールは、ボールを外しての清掃が必須。
といっても、裏側から細いペンでつついてすぐ外せますが…。
ただ、この押し出す穴が小さすぎて、鉛筆並みに細いペンが必要。
M570tのように、ジェットストリームなどが入る大きさにすべきでは?
M570tとの比較
高級版?いいえ、性格のちがう兄貴。
M570tとMX ERGOは、似てるようで性格が違います。
ボールサイズは同じで、色違い
使われているボールはM570tと同サイズ。
互換性があるので、入れ替えても使えます。
実際に入れ替えてみたのですが、違和感ないですよね。
他社製でもこのΦ27mmのボールがよく使われています。
他に感じた”ちがい”
- クリック感が明らかに軽くなった!
- 横スクロールができる!
- スクロールがなめらか!
そして、カチッカチというフィーリング。 - ボールの回転がなめらかで、体感で2~3割ほど多く回る!
(M570tより3割位遠くまでカーソルを飛ばせた) - 台座の滑り止め効果が強く、不用意に動きにくい。
M575との比較
正直にいうと、初心者に「一番オススメなトラックボール教えて!」と言われたら、即答するのはM575。
BluetoothとUnifyingレシーバー両対応になっていて、Type-Aポート非対応のノートPCでもきちんと使えます。
さらに、MX ERGOの半分程度(145g)の軽さで、お値段は1/3ほどの約5,000円で、トラックボールの売上ランキングでは発売当初から1位をキープし続けています。
決まったPC1台のみで使うだけ、多機能である必要はないなら、MX ERGO以外にM575も検討する価値があります。
改善してほしい点
保証期間3年だとうれしい
保証期間はM570t(3年間)より短い2年間。
ヘビーユーザー比率が高く、劣化速度が早いのでしょう。
ただ、価格差が3倍あるので同じ3年間保証にしてほしいですよね。
ただ、スイッチの耐久性は1,000万回と約3倍になっているそうです。
※M570tは型番変更し、SW-M570(保証期間1年)に移行中です。
カーソルが定まらなくなった
”Logicool options”をインストールし、起動後にカーソル飛びが発生。
すぐにM570tに戻し、「ポイント&スクロール」タブを触ってみました。
すると何事もなかったように、カーソル飛び現象は起こらなくなりました。
一瞬とはいえかなり不安を感じる挙動だけに、改善してほしいところ。
ホイールには進化の余地あり!
同じLogicoolでも、MX Master 2Sのホイールはより便利。
この動画のように、”SmartShift”機能で回る速度が変わります。
早く回したときのフリースピンがどんどん飛ばせて心地よくて、くせになります。
そして、遅く回すとカチカチっと精密に回り、実に思い通りに回ります。
購入するには?
お店によって2,000円くらい価格差がでることが多いです。
購入する前には、いくつか比較したほうがお得なのでおすすめ!
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