【長期レビュー】雷対策には雷バスターを絶対におすすめする理由

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突然に訪れる雷被害ですが、とくに電化製品にとってはよく被害報告を聞きますよね。
今回は、弊社で雷対策として使用しているヤザワの”雷バスター60000V Y02K60WH”をレビューしていきます。
なぜ雷サージ対応の電源タップだけでなく、1,000円ほどする雷バスターを導入するべきかも併せて解説します。

「雷ガードできないタップにさすだけで雷サージ対応」が売りですが、とにかく電源タップには全部刺しておくくらいの勢いで使うのがおすすめです。

(解説は飛ばして)雷バスターのレビューだけを読みたい

目次

雷サージとは

直撃雷と誘導雷の比較
(direct lightning & induced lightning)

雷サージとは、落雷により発生する一時的な過電圧のことです。
雷には大きく分けると、直撃雷(建物等に落ちる)と誘導雷(直撃雷の近くにある電線などに誘導電流が流れる)、さらに逆流雷(直撃雷により対地電位が上昇しアースから逆流)がありますが、誘導雷でも1万V程度の大電圧で電気製品を破壊します。
いわゆる「雷サージ電流」は、数km先の誘導雷からでも発生しています。

ちなみに、直撃雷から電気製品を守ることはほぼ不可能なので、現実的に無視して構いません。

雷サージアレスタの仕組み

サージアレスタにもいくつか種類がありますが、ガス封入タイプの動作は、三菱マテリアル(米国法人)のYoutube動画が分かりやすいです。

雷対策の方法

【確実】電源をコンセントから抜く

PCなどを一番確実に守る方法としては、電源コンセントから抜くのが確実です。
ただし、雷鳴が聞こえている状態でコンセントから抜くと、感電のリスクがあります。
電源を抜いた状態で使いたい場合は、ノートPCならバッテリー駆動で、バッテリーがない機器(デスクトップPC)であればポータブル電源を使えば解決できます。(ルーターなど省電力機器ならUPSでも大丈夫ですが、電源喪失の警報音がなります)

雷鳴は落雷地点から概ね10kmくらいまで聞こえていると言われていて、聞こえなくなって30分以上経過すれば比較的安全ですが、それまでは避けたほうが安全です。

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【工事必要】ブレーカーに避雷器を設置

音羽電機工業 ホームアレスタ HA-13

避雷器(lightning arrester)は、雷サージの過渡的な過電圧を制限しサージ電流を分流させる機器です。
性能のよいものとしては、分電盤に設置するタイプで、これなら家庭やオフィス全体を防護できます。
小さいものなら分電盤に安全ブレーカ1個分の空きスペースで取り付け可能ですが、取り付け工事は必要です。

代表的な製品としては、「音羽電機工業 ホームアレスタ HA-13」(約6,000円)が有名です。
設置工事の方法は、スズデン株式会社の通販でも紹介されていますが、電気工事士以外が行うと違法です。

【手軽】雷サージ対応電源タップや雷バスターを設置

市販されている1,000円前後の電源タップなら、雷サージ対応をうたうものが多いですよね。
また、非対応の電源タップであっても雷バスターを差し込むだけで、雷サージ対応に早変わりします。

雷バスターとは

雷バスターとは、株式会社ヤザワコーポレーションが販売する雷サージ電流を抑制する機器のことです。
ジュール表記はないのですが、最大サージ電圧は60000Vなので、この手の製品の中ではトップクラスです。
(他の製品や電源タップ内蔵型だと、最大15,000Vくらいの製品が多いです)

制限電圧(雷サージが突入した後でサージプロテクターに残る電圧)は650Vですが、6万Vでは確実に故障する製品でも650Vまで下がれば一瞬なので耐えきれる可能性が上がります。

パッケージ

パッケージは至ってシンプルで、台紙にホチキスどめされています。
”雷バスター”としっかり明記されているので、ホームセンターでも迷うことはなさそう。
白と緑色を基調にしていて色味は地味なので、あまり目立つ感じはありません。

パッケージ裏面には、型番や特徴、使い勝手などが書かれています。
使い方としては、お使いの電源タップに接続するだけなので特に意識する必要はないと思います。
例えば、型番「Y02K60WH」や、JANコード「4966307284672」以外にも制限電圧650Vなども記載されています。

デザイン

少しくすんだ白いボディーで、一見すると何のための機械なのか分かりづらいと思います。
もし家庭用として使う場合は、予め伝えておかないと盗聴器などと勘違いされてしまう可能性もありそう。

サイズは単三電池3本分ほど

長さは単三電池とだいたい同じくらいで、サイズは32×47×27mmです。
(ちなみに、単3電池は長さ50.5mm・直径14.5mm、単4電池は長さ44.5mm、直径10.5mmです)
重さは35gなので、手に持ってみると結構軽いです。

スペック

  • 入数:インナー 40/マスター 160
  • 材質:ABS
  • カラー:ホワイト
  • 最大サージ電圧:60000V
  • 制限電圧:650V
  • 本体寸法:約(W)32×(H)47×(D)27mm
  • 本体重量:約35g
  • 包装形態:差込式スライドブリスター
  • パッケージ寸法:約(W)65×(H)132×(D)32mm
  • パッケージ重量:約47g

使い勝手など

上部の中央には、緑色に輝LEDランプ(雷ガード表示ランプ)があります。
じっくり見ないと点灯しているのかしていないのわからないほど暗いです。(この写真も点灯中です)
サイズは意外と大きいのですが、電源タップに挿しても隣のポートとは干渉しないギリギリサイズでした。

大切な機器を使っている電源タップであれば、これを刺しておくだけでもだいぶ安心感があります。
Amazonをはじめ、大手家電量販店でまとめ買いする方が結構いるようです。

今回は、雷バスターの分解は行っていませんが、この記事のアクセス数が伸びたら行っていこうと思います。

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著者情報

Rankmanのアバター Rankman Director

ガジェットブログ運営歴10年+αで、AndroidオタクのWEBエンジニア。
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