【レビュー】Bluetoothアダプタ「UB4A」を購入&比較してみた

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デスクトップPCではもはや必須のBluetoothアダプタ。
色々なメーカーから出ているのですが、売れ筋はTP-LinkとElecomで二分しています。
人気のUB400の後継機として、TP-Linkから2020年9月発売の新製品”UB4A”をレビューしてみます。

あわせて購入して併用しているElecom LBT-UAN05C2も比較してみます。

★こちらの記事も参考になります。「【2021年版】BluetoothアダプタのおすすめBEST10」★

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目次

パッケージ

TP-Link Bluetooth USBアダプタ「UB4A」のパッケージ

水色ベースに少々ごちゃごちゃした感じのパッケージ。
正確な日本語で書かれていますが、TP-Link社は中国の大手無線機器メーカーです。
右上の黄色くて丸いアイコンにある通り、3年保証を謳っていて耐久性はしっかりありそう。

TP-Link Bluetooth USBアダプタ「UB4A」のパッケージ裏面

裏面には、国内外の一通りの認証マークがあります。
対応しているBluetoothプロファイルの一覧も載っていて、ひと目で分かります。

TP-Link-Bluetooth-UB4A (4)

中のトレーを引き出して、早速開梱してみます。
指の先ほどの小さな本体と比べると随分と大きなパッケージだとわかります。
本体はUSB端子の中にすっぽりとほぼ埋まってしまうものの金色になっています。

デザイン

USB端子に差し込んだ時の表面にはBluetoothと表記があります。
このツマミ部分にはアンテナや基盤が内蔵されていて、真っ黒です。
金メッキがされているのは端子にすっぽりと埋まって見えなくなります。

TP-Link Bluetooth USBアダプタ UB4A本体

USBの端子部分には認証マークなどが書かれています。
また、”8853A-UB4A”、”TE7UB400”といったコードもあります。
シリアルナンバーはなかったので、知りたいときには外箱のシールが必要そう。

スペック

Bluetooth Version Bluetooth Ver.4.0 Dual mode(EDR及びLE対応)
Bluetooth Class Class 2 (最大20m)
プロファイル AVRCP, A2DP(Sink), A2DP(Source),BIP, BPP, BLP, DID, DUN, FTP, GAVDP, HFP, HCRP, HSP, HID, OPP, PAN, SPP, SP, VDP
チップ Qualcomm社製(?)
コネクタ USB タイプA
サイズ 19×15×7 mm
重さ 2g
保証期間 3年

 

使い勝手

プラグアンドプレイですぐ使える

TP-Link Bluetooth USBアダプタ「UB4A」をPCに挿入

Windows 10のPCならUSBポートに刺すだけ。
接続したら数分待つだけで自動的にドライバーが入り、使えるようになります。
そして、Windowsバーに表示されたBluetoothアイコンを右クリックで機器へ接続可能。

このあたりはもはやお馴染みのPlug and Playなので、迷うことがありません。

 

対応プロファイルは19種類でやや少なめ

TP-Link Bluetooth USBアダプタ「UB4A」の対応プロファイル

対応プロファイルは19種類で、概ね一般的なものはカバー。
イメージが湧きにくいので、Elecom LBT-UAN05C2の対応プロファイルと比較してみました。
結果から言うと、Elecom LBT-UAN05C2の方が量で圧勝しています。

  • UB4Aにないもの:ANP, FAX, FMP, GLP, HOGP, HRP, HTP, PASP, PXP, ScPP, TIP
  • UB4Aにあるもの:BPP, SP, VDP

個々のプロファイルの説明は省きますが、プロファイル一覧に載っています。
ちなみに、DIDとDIは同じもので、デバイスの情報を伝えるプロファイルです。

安定しないなら、USB 2.0ポートを試そう!

比較的新しいデスクトップPCで使用中に安定性が悪い場合の対処法です。
青色のUSB3.0ポートで安定性が悪かったら、従来型のUSB2.0ポートに挿入してみます。
不明なデバイスとして扱われてしまうほど不安定でも、なぜか正常に改善することがあります。

調べてみると、どうやらUSB3.0と2.4GHzのワイヤレス周辺機器の相互干渉が原因のようです。

 

改善してほしいところ

つながらなかったり、音飛びが起こりやすい気がする

どのような機器でも多かれ少なかれ起きてしまう相性問題。
使用環境が悪いのかもしれませんが、LBT-UAN05C2と比べると安定性が悪く感じます。
Bluetoothヘッドホン(Anker Soundcore Life Q20)接続時に、30分に1回くらい数秒程度の音切れがあります。

他の機器ではほぼ起きないので、単なる相性問題だと思いますが少し残念です。

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使われているチップがわからない

前機種のUB400や、ライバルのLBT-UAN05C2ではQualcomm製チップを採用。
では、この”UB4A”ではどのメーカーのチップが使われているかと言うと、明記されていません。
米国企業のBroadcom、Qualcomm、台湾のMediaTekあたりなら間違いありませんが、記載がないとやや不安を感じます。

(比較的成熟した分野なので、トラブルは少ないとは思いますが…)

 

感想

悪くはないけど、積極的に選ぶ気はおきない

UB4Aのパッケージに記載された最大接続距離20mの表記

UB4Aのパッケージに記載された最大接続距離20mの表記

UB4Aは、価格の安さやTP-Link社の信頼性を考えれば、良い製品です。
ただ、価格は若干安いものの、スペック面で競合より劣っているのも事実です。
また、パッケージには最大接続距離20mと記載し、WEB上では10mという表記もいただけません。

(本来のBluetooth Class2対応なら、出力2.5mWなので10mと表記すべきはずです)

 

【結論】”UB4A”と”LBT-UAN05C2”を比較

”UB4A”と”LBT-UAN05C2”を比較

LBT-UAN05C2(左)とUB4A(右)の比較

UB4A (中国)の優れているポイント

  • 少し(数十円)だけ割安
  • 保証期間が3年で長い

Elecom LBT-UAN05C2 (日本)の優れているポイント

  • 対応プロファイルが圧倒的に多い
  • サイズがコンパクトでかさばらない (出っ張らない)
  • 日本企業で、チップは米国Qualcomm製と明記あり

 

購入するには?

売れているので、扱っているお店は多いです。

他の方のレビューもぜひ参考してみてください。

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著者情報

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ガジェットブログ運営歴10年+αで、AndroidオタクのWEBエンジニア。
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