Western Digital WDS100T3G0CというSSDを購入しました。
WD Greenシリーズなので、最大手メーカーの信頼性とコスパを両立しています。
開梱レビューとベンチマーク結果も載せたので、他の方のレビューと併せて参考にしてみてください。
パッケージ
”WD GREEN SN350シリーズ”なので、パッケージもグリーンです。
年々コスト削減でパッケージがシンプルになっている気がしますが、必要十分ですよね。
どうせ捨てるか古いSSDの保管箱として使うかなので、もっと小さくてかさばらないほうが便利です。
裏面も同じシリーズのWDS960G2G0Cと代わり映えしません。
特に特筆するべきような点はないので、製品自体のレビューに移ります。
https://rankman.net/3520/review-of-wds960g2g0c-reasonable-ssd/
デザイン
同じGreenシリーズのWDS960G2G0Cと比較してみました。
発売時期もほとんど同じですが、意外と基板実装位置もずれています。
Western Digitalロゴの有無など、結構変更されているので工場も異なるのでしょうか?
スペック
公称スペック
メーカー | Western Digital (米国) |
型番 | WDS100T3G0C |
JAN | 0718037886039 |
NAND |
QLC |
容量 | 1 TB |
コネクタ | M.2 |
インターフェース | PCIe (PCI-Express Gen3) |
プロトコル | NVMe |
Sequential Read | 3200MB/s |
Sequential Write | 2500MB/s |
TBW | 100 TBW |
Size | 80×22×2.38 mm (いわゆる2280) |
Weight | 7.5g ± 1g |
保証期間 | 3 年 |
ベンチマーク(実測値)
テスト機材:HP ENVY x360 13-ay0000
(Windows 11 / AMD Ryzen™ 5 4500U / 8GB RAM )
※Windows11はクリーンインストールした状態で測定。
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CrystalDiskMark 8.0.4 x64 (C) 2007-2021 hiyohiyo
Crystal Dew World: https://crystalmark.info/
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* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes
[Read]
SEQ 1MiB (Q= 8, T= 1): 1637.539 MB/s [ 1561.7 IOPS] < 5102.53 us>
SEQ 1MiB (Q= 1, T= 1): 1100.188 MB/s [ 1049.2 IOPS] < 950.37 us>
RND 4KiB (Q= 32, T= 1): 280.618 MB/s [ 68510.3 IOPS] < 455.54 us>
RND 4KiB (Q= 1, T= 1): 33.163 MB/s [ 8096.4 IOPS] < 122.57 us>
[Write]
SEQ 1MiB (Q= 8, T= 1): 1535.492 MB/s [ 1464.4 IOPS] < 5442.05 us>
SEQ 1MiB (Q= 1, T= 1): 925.994 MB/s [ 883.1 IOPS] < 1129.68 us>
RND 4KiB (Q= 32, T= 1): 264.920 MB/s [ 64677.7 IOPS] < 493.59 us>
RND 4KiB (Q= 1, T= 1): 89.015 MB/s [ 21732.2 IOPS] < 45.70 us>
Profile: Default
Test: 1 GiB (x3) [C: 15% (138/931GiB)]
Mode: [Admin]
Time: Measure 5 sec / Interval 5 sec
Date: 2022/01/31 19:48:48
OS: Windows 11 [10.0 Build 22000] (x64)
Comment: WD Green SN350 NVMe SSD WDS100T3G0C
使い勝手
オフィス用&家庭用PCには必要十分な性能
はっきり言うと、このSSDはエントリーモデルのため性能は低めです。
動画編集用、サーバー用、24時間稼働が必要なPC用にはおすすめできません。
でも、オフィス用&家庭用として使うのならば、必要十分でこれ以上はオーバースペック。
なぜかといえば、耐久性(100TBW)、速度ともに普通に使って困ることはないのです。
データ保管用の母艦PCにもおすすめ
WD製最安クラスの1TB SSDというのが最大の売り。
「ノートPCのSSDの換装」というと一見敷居が高いようですが、慣れてしまえば5分もかからずに終わるケースが大半です。
”換装したいPCのシリーズ名+SSD換装”で検索すれば、大抵は先人たちの記録があるので一度確認するのがおすすめ。
1万円以下でSATAより高速なNVMe接続の1TB SSDが手に入るとは、実にいい時代ですね。
付属の”Acronis True Image”だけで6,000円の価値
Acronis True Image (WD Edition)を使えるので、クローン作業が簡単です。
2021年9月現在、フリーソフトに限定すると信頼性が高いクローンソフトはほぼありません。
そのなかで、WD製SSDをPCにつなげば、約6,000円の”Acronis True Image”を使えるのは魅力的。
Acronis True Imageを買うとなると、Amazonかソースネクストで6,000円ほどで販売しています。
(1年版だと3,000円、永年版が6,000円ほど)
他メーカーのSSDをクローンしたいときも、WD製SSDをつないでおくだけでAcronis True Imageが動くのでお得です。(正規の使い方ではありませんので、自己責任でお願いします。動作しなくても、当サイトでは責任を負えません。)
TBW(≒公称の耐久性)は低め。だが気にするな!
耐久性の目安となるTBW値が100で、ざっくりいうと書き換え100回で故障します。
つまり、まっさらな状態のSSDに1TBの書き込みを100回繰り返したら、寿命がくるということ。
ただ、このSSDを買うか迷っている方は、プライベート用PCで軽めの使い用途使う場合が大半だと思います。
業務用PCや、動画編集、750GBを超えるような大量のデータ保存目的には絶対に避けましょう。
ただ、ネットサーフィン程度+α程度の軽作業にしか使わないPCなら気にする必要は殆どありません。
改善してほしいところ
もっとパッケージを省スペースにできない?
もともとSSDのパッケージってコンパクトなので、かさばりません。
ただ、10年間で年々小さくなっているので、もうすこし小さくなりそう。
もっと小さい方がエコですし、これから余ったSSDを保管するときにも便利かも。
逆に言うと、これくらいしか改善してほしいポイントが思い浮かびません。
比較
購入するには?
売れているので、扱っているお店は多いです。
他の方のレビューもぜひ参考してみてください。
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