大きくて高そうなイメージのあるカラーレーザー。
今回は、SOHO用にBrother JUSTIO HL-L3230CDWを購入しました。
使い始めて1年+αになりますが、使い勝手が最高なのでレビューしてみます。
ただ、改善してほしいところもあるので、合わせてご紹介します。
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パッケージ
いかにもプリンターな段ボール箱のパッケージ。
側面には、モノクロでプリンターの外観が印刷されています。
写真で見ると実感しにくいですが、かなり大きく一人で持つのもしんどいです。
開梱すると、緩衝材は発泡スチロールでした。
今のトレンドから外れますが、重量物なので仕方ないのでしょう。
本体を持ち上げる時は気をつけないとぎっくり腰になりかねない重さです。
デザイン
ザラッとした質感の白いプラスチックボディーです。
人が触れても指紋が目立たず、汚くなりにくいです。
もし汚れても、中性洗剤を浸したティッシュで拭けば取れます。
オフィスライクなプリンターですが、家庭にあっても違和感は少ない色合いです。
一桁液晶モニターが付いています。
画面が内部で斜めに設置されていて、見やすいです。
低い位置においても高い位置に置いても見やすいって、結構大事なポイントです。
スペック
基本スペック(本体)
最大解像度 | 600×2400dpi |
プリント速度 | [片面]約24枚/分(片面) [両面]約8ページ/分(片面) |
起動 | 26秒以下(スリープモードから) 27秒以下(電源投入から) |
1枚目印刷時間 | 14秒以下 |
CPU | Main: 800MHz, Sub: 133MHz |
内蔵メモリー | 256MB |
インターフェイス | ・Hi-Speed USB2.0 ・10Base-T/100Base-TX、 ・IEEE802.11 b/g/n |
内蔵フォント | [PCL] 欧文フォント73書体、 ビットマップフォント12書体、 バーコード |
給紙枚数 | ・手差しトレイ:1枚 ・標準給紙トレイ:250枚 ・増設給紙トレイ(オプション) |
排紙枚数 | ・フェイスダウン(正面排紙):150枚 ・フェイスアップ(背面排紙):1枚 |
用紙サイズ | [手差しトレイ] 幅76.2~216mm、長さ116~355.6mm [標準用紙トレイ] A4、レター、B5、A5、A5(横置き)、A6、はがき |
サイズ | W410×D461×H252 mm |
重量(消耗品含む) | 18.1kg |
稼動音 | モノクロ:6.19B/47dB/カラー:6.29B/47dB |
消費電力 | ・印刷時(平均):約430W ・ピーク時:1,000W以下 ・スタンバイ時(平均):約75W ・ディープスリープ時(平均):約1.0W |
エネルギー消費効率 | 69kWh/年 区分:プリンターA |
装置寿命 | 約10万枚または5年間 |
消耗品(トナーなど)
標準 | 大容量 | |
ブラック | TN-293BK | なし |
シアン | TN-293C | TN-297C |
マゼンタ | TN-293M | TN-297M |
イエロー | TN-293Y | TN-297Y |
ブラックトナーは、標準3,000枚のみ。
カラートナーは、標準1,300枚、大容量2,300枚(1.77倍)
印刷枚数は目安にしかなりませんが、 JIS X 6932公表値でこうなっています。
寿命 | ||
ドラムユニット(カラー用) | DR-293CL-CMY | 約18,000枚 |
ドラムユニット(ブラック用) | DR-293CL-BK | 約18,000枚 |
ドラムユニットセット(4つ) | DR-293CL | 約18,000枚 |
廃トナーボックス | WT-223CL | 約50,000枚 |
ベルトユニット | BU-223CL | 約50,000枚 |
ドラムユニットは、トナーのカラーごとにあります。
別売りもされているのですが、セット購入が無難です。
(ほぼモノクロ印刷にのみ使っているような環境を除く)
ベルトユニットは実売2万円くらいするので、概ね5万枚でプリンターの寿命がくると思っておくと無難です。
使い勝手
カラーも綺麗。※写真だけはコンビニで。
カラーレーザープリンターの入門機とはいえ早いし、キレイ。
インクジェット方式には劣るものの、カラー印刷の色も上々です。
ただし、カラー印刷時には黒の文字がやや薄く感じる時があるのが唯一の不満。
写真印刷をしたいなら、トナーコストを考えてもコンビニ印刷のほうが良いです。
とにかくデカイ。本当にデカイ。
同じBrother製のHL-L2375DWと比べてみました。
モノクロからカラーレーザーになると二回り大きくなります。
重量も7.2kgから18.1kgになり、見た目のインパクトも異なります。
比べずに単体の写真でみると分かりづらいのですが、大事なポイントです。
41×50cmの設置スペースを確保せよ!
大事なことなので繰り返します。
設置に必要なスペースは、横41cmで、奥行き46cm+αです。
電源コードが背面なので、奥行きに数cmの余裕がないといけません。
壁に寄せて使うこと場合は、設置前にスペースを測ってください。
初期設定で両面印刷はやめてほしい
初期設定だと、勝手に両面印刷になっています。
用紙代って0.5円/枚程度で大したことないし、裏写りのほうが気になります。
ENERGY STAR ver.3.0へ適合するための初期設定だそうですが、毎回設定を直すのは面倒です。
片面印刷のほうが好みなら、設定変更しましょう。
感想
ランニングコストは安い。純正で15円/枚
公式のランニングコストは、モノクロ約3.1円/枚、カラー約17.4円/枚。
Amazonで全色トナーを購入し、計算してみるとカラー15.4円でした。
初期トナーはすぐ切れるので、純正トナーは予め買っておくことをおすすめします。
純正品の型番は消耗品(トナーなど)にまとめたよ!
4色8千円の互換トナーでも使える(自己責任)
純正トナーは、なんだかんだ言ってもお高いですよね。
そこで、ブラザーユーザーなら一度は検討するのが互換トナー。
おすすめなのは、インクのチップスのトナー4色セットです。
実は私も使っているのですが、ノントラブルで快調です。
比較
Canon Satera LBP621C
2019年発売 / レビュー / 22,000円前後
カラーレーザーだと、Satera LBP621Cの方が売れ行きがいいです。
価格帯もほぼ同じで、ランニングコストもほぼ同等のライバル機種です。
しかも、接地面積は43×42cmで少し小さく、重量は12.8kgで軽めです。
ただ、無線LAN非対応など、細かなスペックではBrother HL-L3230CDWに軍配が挙がります。
購入するには?
売れているので、扱っているお店は多いです。
他の方のレビューも参考に、ぜひ検討してみてください。
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