スマホにお金をかけたくないけど、性能も使い勝手も妥協したくない。
そんな人におすすめなのが、2020年夏に発売されたOppo Reno3 Aです。
前機種のReno Aも使っていたので、比較しつつReno 3Aの魅力と残念ポイントをレビューしてみます。
Amazonでは3万円、格安SIMとセット申込みで1万円前後のコスパ最強なのに使いやすく、おすすめです。
パッケージ
原色系の水色で、ラメが入っているのでなかなか派手なパッケージ。
Oppoらしいデザインで、上にも横にも”Oppo Reno3 A”と大きく書かれています。
今回は、ワイモバイルから購入したので、フィルムの上にSIMカードが貼り付けられています。
付属品はシンプルで、充電器、USB Type-Cケーブル、イヤホンの3つ。
本体は半透明のフィルムで保護されていて、指紋センサーの場所などが書かれています。
このフィルムを剥がす時に、一緒にガラスフィルムを貼ってあげるとホコリをつけずに貼れます。
デザイン
横から見てみましたが、薄くてスリムなデザインです。
横から見ても少しだけ画面の黒い部分が見え、ツートンカラーのようですね。
ほぼベゼルレスデザインになっていて、右側に電源ボタンやSIMスロットが集中しています。
ホワイトは、熱帯の海のようなグラデーションのかかった独特なデザインです。
斜めから見た時に色が変わり、きれいなのですが、好みははっきりと分かれそう。
ブラックモデルのほうが、反射するラインが入っていますが、比較的オーソドックスで万人受けしそう。
スペック
Oppo Reno3 A | |
Product ID | CPH2013 |
OS | Android 10 (ColorOS 7.1) |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™665 |
RAM | 6GB |
Display | 有機EL(AMOLED) 6.44 inch |
Resolution | 2400×1080 |
Storage | 128GB |
microSD | 256GB (max) |
Battery | 4025mAh |
Wireless | Bluetooth 5.0 NFC + FeliCa |
Wi-Fi | 2.4/5GHz 802.11 a/b/g/n/ac |
SIM | Dual SIM Dual Standby |
Size | 161×74×8.2 mm |
Weight | 175g |
対応バンド (周波数)
- FDD-LTE: Bands 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28
- TD-LTE: Bands 38 / 39 / 40 / 41
- WCDMA: Bands 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
- GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900MHz
- キャリアアグリゲーション対応
docomo | au | Softbank | Rakuten Mobile | ||
Band 1 | 2.0GHz | ○ | ○ | ○ | |
Bank 3 | 1.7GHz | ○ | ○ | ○ | |
Bank 8 | 900MHz | ○ | |||
Bank 11 | 1.5GHz | △ | △ | ||
Bank 18 | 800MHz | ○ | ○ | ||
Bank 19 | 800MHz | ○ | |||
Bank 21 | 1.5GHz | △ | |||
Bank 26 | 800MHz | ○ | |||
Bank 28 | 700MHz | △ | △ | △ | |
Bank 42 | 3.5GHz | △ | △ | △ |
オレンジの網掛け:この機種の対応バンド ○:必要 △:なくても大丈夫
・Band21は、日本限定で使われている特殊なバンド。対応機種少なめ。
・Band 26は、Band5,6,18,19を内包するプラチナバンド。Band26対応ならBand18非対応でもBand18を使用可能です。
使い勝手
おサイフケータイが使いやすくなった
Oppo Reno Aを使っていた時の不満の1つは、おサイフケータイの使いづらさ。
感度や安定性は問題ないのですが、センサーの位置が中央に近く、お店で決済時に合わせづらいのです。
最新のReno3 Aでは、センサーの位置がやや上方に移動して、意識しなくてもタッチしやすくなりました。
Suicaを使うときなど、一瞬で位置合わせができないとイライラするので、大きな改善ポイントです。
指紋認証+顔認証の両対応は最高!
GalaxyやAQUOS Senseシリーズでも採用されている指紋認証+顔認証。
その時使いたい方を使えばいいので、顔を見せるか手袋を脱げば大丈夫なので快適。
認証速度も高速で、顔認証ならスマホを手にとって目を合わせたタイミングにはロック解除されています。
この快適さは、一度体験してしまうとiPhoneには戻れなくなるほど素晴らしいです。
画面占有率89.9%の迫力
いわゆる”全画面スマホ”とか”ベゼルレス”といえる、画面占有率89.9%の高さ。
同価格帯のiPhone SE2の画面占有率は、わずか65.4%でベゼルが目立つのとは対照的。
Oppoのほうが先進的なデザインに見えるだけでなく、一度に表示できる情報量が多くて見やすいです。
ゲームなどに使うときも、画面が広いので迫力がありますし、集中できます。
どのキャリアでも使えるバンドの広さがすごい
周波数:
FDD-LTE: Bands 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28
TD-LTE: Bands 38 / 39 / 40 / 41
WCDMA: Bands 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900MHz
キャリアアグリゲーション対応
Oppo Reno Aよりモッサリしてる?
Oppo Reno3 Aの動作が遅くてカクつくという他の方のレビュー記事もあります。
先代のOppo Reno Aも持っているのですが、実際に比べてみても差は感じられません。
Google ChromeやFirefoxを立ち上げても、ヌルサクで気持ちよく動くので軽い用途なら心配無用です。
ただ、言われてみると3D処理の必要な重たいゲームだと、若干重たいような気もします。
CPU性能自体は1割くらいダウンしているのですが、体感速度への影響としてはチューニングの問題もありそうです。
CPU | Antutu Benchmark | |
Reno A | Snapdragon 710 | 約18万点 |
Reno3 A | Snapdragon 665 | 約16万点 |
改善してほしいところ
ワイモバイル版だけシングルSIM仕様
購入するまで気が付かなかったのですが、Ymobile版だけDSDSに非対応。
物理SIMカードを刺しても認識できないようになっていて、デュアルSIMにはなりません。
なぜ機能を殺してしまったのか謎ですが、公式サイトなどには分かりづらく書いてあり残念です。
もちろん、通常のSIMフリースマホとして購入すれば、DSDS対応なので安心です。
DSDSは、”Dual SIM Dual Standby”の略です。
簡単に言うと、SIMカードを2枚挿して、同時に使える仕組みのこと。
(厳密には違いますが)デュアルSIM=DSDSと考えてもらって大丈夫です。
Android 11にアップロードしてほしい
Oppo Reno3 Aは、Android OSをカスタマイズした、ColorOS 7を搭載しています。
素のAndroidよりもデザイン・操作性をiOSに寄せていて、足して2で割ったような使い勝手です。
少々独特なのですが、すぐ慣れる程度のカスタムなので、特に困るようなことはまずないはずです。
問題は、Oppo(オッポ/オウガ)が、OSのバージョンアップに消極的なこと。
しかも、おサイフケータイ(FeliCa)対応機は、バージョンアップが面倒なようで放置されがちです。
最新のOSで発売されているとはいえ、一回くらいはメジャーアップデートに対応してほしいものです。
感想
予算5万円? 3万円のReno3 A以外に選択肢ある?
エントリーレンジの価格なのに、ミドルハイ並みの性能をもつOppo Reno3 A。
カタログスペックだけでなく、作り込みもしっかりしていて、2年くらい安心して使えます。
Android OSのメジャーアップロードが来ないので4,5年使うには厳しいですが、普通はもっと早く買い替えますよね。
4大キャリアすべてに対応なので格安SIMで乗り換えしやすいことも考え、2020年のNo,1スマホですね。
Oppoはコスパと品質! このバランスがすごい。
Oppo(オッポ)のすごいところは、なんと言ってもコスパと高品質を両立していること。
世界トップ5のシェアをもつ大企業だけに、技術力も高く、品質管理もしっかりしています。
それでいて、日本向けのローカライズ(おサイフケータイ、防水防塵、4大キャリアへの全対応)も完璧。
Huaweiの勢いがなくなった現在、日本のスマホ市場をOppoが席巻しそうな雰囲気すらあります。
比較
購入するには?
売れているので、扱っているお店は多いです。
他の方のレビューもぜひ参考してみてください。
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