【おすすめ】中古ThinkPad(シンクパッド)の選び方と買い方

中古ThinkPadのおすすめ
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レノボ製の頑丈なWindowsノートPCと言えば、誰もが知る”ThinkPad”(シンクパッド)。
新品だと最安で15万円程度ですが、中古やリース落ちで探せば数万円からなのでかなりおすすめ。
中古ThinkPadの選び方とお買い得にThinkPadを買える中古パソコンショップを一覧にしました。

中古パソコンの中で人気ツートップのレッツノートとThinkPadは外せないので、ぜひ参考にどうぞ。

目次

ThinkPadとは?

ThinkPadのラインナップ

ThinkPadロゴ

当サイトの読者さんには説明不要かと思いますが…

ThinkPadは、日本IBMの大和事業所が開発し、1992年に発売したノートPCのブランドです。
2005年には中国の聯想集団(Lenovo)に買収されましたが、開発は日本国内で継続して行われています。
ビジネス向けPCを代表するブランドで、保守性・堅牢性・信頼性が非常に高いことでも有名ですが、キーボードのやや左側にある赤いポインティングデバイスもアイコンとなっています。

1992日本IBM 大和事業所がThinkPadを開発
2005IBMのPC事業が聯想集団(Lenovo)により買収
2008ThinkPadがすべてLenovoロゴに刷新
2012大和事業所閉鎖
2012一部機種をNECレノボ 米沢事業所で生産開始
ThinkPadの軌跡

ThinkPadのラインナップ

ThinkPadシリーズと派生したThinkBookシリーズには9種類あります。
シリーズが多岐に分かれていて分かりづらいため、大雑把に独断と偏見でまとめてみました。
一般の人が”ThinkPad”と言われてイメージするのは、小型モバイルならXかL、ホームモバイルならEかTだと思います。

  • ThinkPad X1 シリーズ:薄型軽量の高級モデル。カーボンボディ機あり。
  • ThinkPad X シリーズ:12inchクラスのウルトラモバイルPC。コンパクトさが売り
  • ThinkPad Pシリーズ:ワークステーション。Xeon™搭載モデルあり。
  • ThinkPad T シリーズ:14~15inchのモバイルPC。汎用性の高いベストセラーモデル。
  • ThinkPad E シリーズ:14~15inchのノートPC。普及価格帯モデル。
  • ThinkPad Lシリーズ:13~15inchのノートPC。Tシリーズの下位。
  • ThinkPad C シリーズ:Chromebook。
  • ThinkPad Yoga シリーズ:2-in-1 PC。
  • ThinkPad Zシリーズ:先進性のある次世代型モデル

他にも以前はAシリーズなどがありました。
時代とともにサイズ感の変化やシリーズの拡充で少々ずれが生じてきますが、概ねこのように理解しています。

中古ThinkPadの評判は?なぜ人気?

キーボードにこだわっている

IBM時代のThinkPadからの特徴として、入力環境にはこだわりがあり、キーボードも打鍵感がよいです。
ThinkPad X100e(2010年発売)を皮切りに、現行モデルでは涙滴型のアイソレーション型キーボードが採用されています。
2012年モデルのThinkPadからは、7段から6段キーボードに統一され、Page upPage downが矢印のキーの両隣にある配置なので、一度慣れるととても使いやすいです。

実際、”ThinkPad TrackPoint Keyboard”としてキーボード単体でも販売され、一定の支持を集めています。

独自のクセになるトラックポイント

ThinkPadの赤いトラックポイント
ThinkPadの赤いトラックポイント

ThinkPadのアイコンになっているのが、このG H Bキーの間にある赤いトラックポイント。
マウスやトラックパッドの代わりに操作できて、最小限の移動で済むので狭いところでの操作時にも快適。
模倣して搭載した他メーカーのPCもあるのですが、「思った通りの方向に進む」「指を離したらカーソルが止まる」「何もしてないのに勝手に誤動作()しない」という”一見当たり前のこと”ができているのは私の知る限りThinkPadだけです。

キーボードから指を離さずに少しだけカーソルを動かしたい時に特に重宝していて、時短につながります。
このThinkPadのトラックポイントの使い心地が好きで、ないと仕事にならないから選ぶ人も結構いるそうです。
(私の周りにもいます)

ThinkPadのトラックポイントキャップは外せる

ThinkPad専門店 Be-Stockの方に教えていただいたのですが、このキャップは交換できます。
形が3種類ほどあり、ドーム型と、平べったいタイプ、指にフィットする凹んだタイプがあります。
Amazonなどでトラックポイントキャップの互換品が販売されていて、形状ごとに使い心地が変わり、どのタイプが使いやすいかは好みが分かれるようです。

既にThinkPadユーザーでトラックポイントを愛用中なら、一度他のタイプを試してみるのも一考の価値ありです。

参考:やまけんの出張食い倒れ日記さんのトラックパッド愛の記事も面白かったです。

バッテリー交換が簡単にできる

ThinkPadのバッテリー

最近のモバイルノートPCでは、堅牢性確保とコスト削減のためにバッテリー内蔵型が主流です。
ThinkPadでは保守性を重視して、薄型軽量モデル以外はバッテリー取り外し型の機種が比較的多いです。
互換バッテリーでなくても、純正バッテリーでも1万円前後からの比較的安価な価格帯なので、ヘタってきたら躊躇なく交換でき、内蔵型でも保守性が高い(分解しやすい)構造なので比較的交換しやすいのもThinkPadが長持ちする理由の1つです。

小技:中古バッテリーの寿命を調べる方法

Windowsの検索アイコンから[cmd]と検索し、コマンドプロンプトを開きます。

コマンドプロンプト

「powercfg/batteryreport」と入力したら、Enterキーを押すと、カレントディレクトリ(上記の例だとC:\モザイクのユーザー名直下)に、バッテリーの状態がhtmlファイルとして保存されます。

Battery Reportを開くと、”Cycle Count”という項目があるので確認してみてください。
ちなみに、この例だと初期容量が72,770mWhに対して、”FULL CHARGE CAPACITY”が58,390 mWhまで低下してしまっているので、約80%ほどまで低下している計算になります。
4年近くほぼ毎日10時間ほど使っていて、電源常時接続で使う機会が多かったことを考えると妥当な劣化具合です。

リース落ちで程度の良い新しい中古ThinkPadが多い

一般的に、企業で大量導入されるノートパソコンの法定耐用年数としては、4年間で減価償却されます。
減価償却後は帳簿上は1円となるため、ノートパソコンとしては十分なスペックを持っていても帳簿上の価値がなくなるため、買取価格も下がる傾向にあります。
また、リースでは定期的に買い替え需要があり、4年経つと程度がよい中古ThinkPadが大量放出されます。

ちなみに、機種と中古PC販売店にもよりますが、4年経つと新品の1/5くらいの価格で買えることが多いです。

黒くて頑丈なので長持ち

ThinkPadは12~15インチが主力なのですが、堅牢性・耐久性重視の設計なのでとにかく頑丈。
さらに、黒くてマットな樹脂製ボディーやカーボンボディで、長く使っても汚れも目立ちません。
スクエアで飽きのこないシンプルなデザインで、パーツ1つ1つが劣化しにくいことから結果的に長く使えます。

必要以上に薄さにこだわらず、持ちやすく質実剛健なボディーに仕上がっています。

業務で使う端子は省いていない

ThinkPadは、あくまでもビジネス特化型の”仕事用”パソコンです。
MacbookやSurfaceのように「Type-C端子以外省きました」のような暴挙はしません。
ThinkPadシリーズによって搭載されている端子は異なりますが、聯想集団(Lenovo)傘下のNEC・富士通のPCとも部品の共通化がなされているモデルもあり、かなり汎用性が高いです。

【在庫数調査】中古ThinkPadの販売店はどこがおすすめ?

中古ThinkPadの店舗別在庫数

中古ThinkPadの在庫数が約100台以上のお店は、全国で4店舗のみでした。(当サイト調べ | 2022年10月調査)
その4店舗とは、「Be-Stock」、「リコレ! by Sofmap」、「ジャンクワールド」、「OraOrA!」でした。
調査対象とした17店舗のうち、この4店のみで中古ThinkPadの在庫数の87.3%を占めていたので、よほどこだわりがなければ求めているスペック・状態のThinkPadが見つかると思います。

Be-Stockの中古ThinkPad

中古ThinkPad専門店のBe-StockのWEBトップページ
Be-Stockの中古ThinkPad

1997年から通販で販売している老舗ショップで、元々はThinkPad専門店でした。
カスタマーサポートが平日+土曜で手厚く、教育機関への販売にも積極的なことでも有名なショップです。
ThinkPadの情報がとにかく豊富で、ThinkPadのシリーズや型番から探すこともできますし、掛け売りにも対応なので大量購入にもおすすめです。

調査時点で、1.1万円~10万円の価格帯、在庫数は600台程度で推移していました。

・1年保証
・カスタマーサポート:日祝以外の10:00~18:30
・法人掛売対応可
・送料1100円(ノートPC),1650円(デスクトップPC)

リコレ! by ソフマップの中古ThinkPad

「パソコンショップと言えば,ソフマップ!」というくらいの老舗で、Be-Stockに次ぐ中古ThinkPad在庫数。
在庫は全国の実店舗と共有していますが、どこの店舗から購入しても原則として送料は全国一律550円です。
在庫数が多く大手家電量販店の安心感は抜群ですが、実店舗販売に力を入れているためか価格は他の3店舗と比較すると相対的にやや割高に感じます。

調査時点で、0.9万円~18万円の価格帯、在庫数は400~550台程度で推移していました。

・初期不良対応1ヶ月
・有料長期保証(プランS/M)
・送料550円 (※北海道・沖縄県・離島・山間部は別途追加料金あり)
・16時間以内出荷

ジャンクワールドの中古ThinkPad

junkworld
ジャンクワールドの中古ThinkPad

「年間3万台の実績!」が売りの株式会社アールキューブ(本社:埼玉県)が運営。
購入した中古ThinkPadは、junkworld実店舗の中野か下北沢から送られてきます。
激安のThinkPadも扱っていますが、OS非搭載のものも多いので初心者には少し注意が必要です。

調査時点で、0.9万円~8万円の価格帯、在庫数は350~450台弱程度で推移していました。
楽天市場Yahoo!ショッピングにも出店しています。

・30日保証
・送料一律700円

OraOra!の中古ThinkPad

OraOra!の中古ThinkPad
OraOra!の中古ThinkPad

株式会社ティーズフューチャーが運営するPCショップOraOrA!
中古レッツノートはOraOra!さんで探すことが多いのですが、ThinkPadも結構在庫していました。
秋葉原に実店舗もある大手ショップだけに安心感があり、急成長中のショップなので一見の価値はあると思います。

調査時点で、1.8万円~6万円前後の価格帯、在庫数は100台程度で推移していました。

・90日保証
・全国送料無料(沖縄・離島は除く)
・2営業日以内に発送

中古ThinkPadを探しているなら、Be-Stock」、「リコレ! by Sofmap」、「ジャンクワールド」、「OraOrA!で探せば見つかります!
迷っている方は、ぜひ一度見てみてください。

補足

メーカーは決めてないけど、中古パソコンをどこで買うか迷ってます。
どの中古パソコンショップがおすすめですか?

中古パソコンをどこで買うか迷っている人のためのまとめ記事を用意しました。
国内の中古PC販売のオンラインショップは網羅していて、おすすめ度もあるので参考にどうぞ!

他には堅牢性重視のおすすめPCはある?

ThinkPadと人気を二分している堅牢性重視のビジネスモバイルPCといえば、レッツノート(Let’s note)です。
中古レッツノートのおすすめも記事にしているので、参考にしてみてください。
レッツノート以外だと、日本HPのEliteシリーズの一部や、DELLのRUGGEDなども頑丈です。

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著者情報

Rankmanのアバター Rankman Director

ガジェットブログ運営歴10年+αで、AndroidオタクのWEBエンジニア。
気になるガジェットを見かけると買ってしまう癖があります。(業務用を含めると年200万円ほど機材購入に充てていたことも・・・)
Windows / Macを含む所有機材は詳細ページに書き足してる最中です。

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