私事ですが、充電式乾電池(eneloop)をPanasonic BQ-CC87LAM-Kで充電するようにしました。
コンセント直結型の充電器より、このようなUSB式の方が明らかに快適で取り回ししやすいです。
他の方のレビューも併せてご紹介しつつ、使い勝手と改善してほしいポイントをレビューしてみます。
パッケージ
Amazon限定のブラックを購入した場合は、白箱の簡易パッケージ仕様になります。
非常にそっけなくてエコになっていて、裏面には何も印刷がなくて清々しいくらいです。
開封しても薄いビニール袋に包まれているだけで、説明書とUSB Type-bケーブルが同梱されているのみでした。
家電量販店で売られているホワイト版はもう少しごちゃごちゃしたパッケージになっていました。
デザイン
デザインは、ブラックモデルの場合はカバーはマットな質感です。
裏面はツルテカなプラスチッキーで安っぽい印象を受けるのですが、許容範囲だと思います。
LED通知ランプの色・点滅の意味についても表で解説してくれてあるので、迷うことなく好印象です。
特に支障がないので、カバーを外してしまいました。
あまり指紋などは目立たないですし、軽いのでラフに扱っても大丈夫そうです。
スペック
定格入力 | DC5V 1A |
USB出力 | DC5V 1A |
サイズ | 88×66×29mm |
重さ | 約85g(電池別、USBコード別) |
本数 | 単3形1~4本または単4形1~4本の組み合わせで4本まで |
付属品 | USBコード(20cm)、取扱説明書 |
使い勝手
1本ずつLEDランプが光るから電池の状態が分かりやすい
この充電器(BQ-CC87LAM-K)を推している理由は、電池1本ずつにLEDランプがあること。
しかも、1本ずつ入れれば流れるLEDランプが光りながら3秒ほどで電池の状態を教えてくれます。
公式には充電式エボルタとeneloopのみの対応ですが、Sonyのサイクルエナジーや、ダイソーの充電式乾電池、Amazon Basic の充電池でもきちんと充電可否判断をしてくれました。
動画だと2~4本目の橙色点灯の色味が異なるように見えますが、実際は同じように見えるので安心してください。
1本目:Sony サイクルエナジー:完全放電により使用不能のため赤点滅
2本目:Sony サイクルエナジー:充電可能のため橙色点灯
3本目:Amazon Basic 充電池(ハイパワー):充電可能のため橙色点灯
4本目:Amazon Basic 充電池:充電可能のため橙色点灯
USB給電式はケーブルが使えるから取り回しが楽
コンセント直結型の充電器よりも一番便利なのが、ケーブルがついているから取り回しが楽なこと。
壁や電源タップから離れた位置のほうが電池の入れ替えや、充電が終わったか確認する時も見やすいです。
しかも、ケーブルの長さも家に余っているmicro USB type-Bケーブルから好きな長さを選んで接続できます。
給電するのもパソコンの端子を使ってもいいし、USB充電器に差し込んでも大丈夫。
どこからどう考えてもコンセント直結型のものよりも使い勝手が良いのが分かると思います。
LEDライトは非常用には十分使えそうな明るさだが・・・
LEDライトは、右側面のボタンを軽く長押しするとUSB出力開始となり、結構明るく光ります。
明るさは1m前方で18lxの照度で、暗めのペンライトと同じくらいの明るさはあるので非常用には使えます。
ライトの持続時間は、eneloop(満充電済)で11時間、乾電池エボルタNEOなら16時間ほど持つようです。
非常時に手元にあったら、モバイルバッテリー代わりにスマホの充電に使うと思いますが、USB出力機能はやはりあるだけでも心強いですね。
改善してほしいところ
スライド式のフタの設計精度が低くガタつく
スライド式のフタ(カバー)ですが、あまり設計制度が高くありません。
着脱式のUSBライトと干渉するだけでなく、スライドがあまりスムーズでありません。
金型の精度の問題と思いますが、天下のPanasonicさんならもう少しきちんと作ってくれてもいい気がします。
もちろん日焼けして変色するホワイトではなく、日焼けが目立ちにくいブラックをAmazon以外でも販売するのもお願いしたいところです。
USB式のライトは一回り小さく作って欲しい
この充電器(BQ-CC87LAM-K)の価値を一番下げているのは、おまけの外付けLEDライトです。
せっかくコンセプトはいいのに、中途半端なサイズになっているせいでカバーの開閉時に引っかかります。
あと1mm小さく作っていれば干渉しないのに、中途半端な作りのせいでこの充電器が安っぽく見えてしまうのです。
せっかくのいいコンセプトだけに、ライトをつけるとカバーの開閉がスムーズでないのは非常に惜しまれます。
他の方のレビュー etc.
良い点
- この使い勝手で2,500円を切る価格は安い!
- 出力機能とライトは、緊急用の予備機能としては十分
- 一本一本の充電レベルがわかって感動。電池の残量がバラバラなことに気づけた。
- 電池を4本入れる時に、どこのスロットに入れても良いのがいい
(※筆者注:かつては同じ2本組で入れないと充電できない充電器もありました) - 日本製なので安心
(※筆者注:日本企業ののPanasonic製ですが、Made in Chinaです)
悪い点
- 単4電池の負極側接点がカバーと干渉して認識不良になりやすい
- ライトを付けるとカバーが邪魔
- カバーを外してライトを付けると、電池が外れた時に見失う可能性がある
- Type-Cに非対応
- 充電時の状態表示LEDの点灯種類が多いため分かりづらい。 (→裏面に書いてあります)
- 単3のエボルタ4本で充電したらiPhoneを100%充電になるまえに停止していた
(※筆者注:ニッケル水素電池はスマホのバッテリーより容量が小さいので、iPhone 13の充電なら8本くらい必要です) - 入力側のmicro USB端子が弱くて半年過ぎたあたりから、接触が怪しくなってきた。
(※筆者注:コードを刺したまま力が加わると簡単に壊れます。抜き差し寿命は1万回と言われています) - LEDの色が黄色か緑色で、なれるまで判断がつきにくい
感想
コンセント式よりUSB式をおすすめする5つの理由
- USB式のほうが値段が割安なタイプが多い
- USB式のほうが取り回しがいい (好きな長さのケーブルで使える)
- 非常時には乾電池からスマホを充電できる機能がついているタイプもある
- 電源の確保が楽 (コンセントより余っているUSB端子のほうが多いはず)
- トラッキング火災などのリスクが低い
比較
Panasonic 標準充電器 BQ-CC91AM-K
2020年発売 / レビュー / 2,500円前後
実は姉妹機に急速充電非対応の似たような充電器もあります。
こちらのほうが充電時間が5割増しくらいになるのですが、電池への負荷は若干低くすみます。
またLEDライトが内蔵になっていますが、電池残量チェック機能が省かれているので個々の電池の状態が分かりません。
好みで選んでいいと思いますが、私は急速充電タイプのPanasonic BQ-CC87LAM-Kをおすすめします。
購入するには?
売れているので、扱っているお店は多いです。
他の方のレビューもぜひ参考してみてください。
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