古くなったパソコンの処分って面倒ですよね。
大きさは小さくても不燃ごみにはできず、再資源化処理費として3,000円ほど取られます。
しかも、”無料回収”を謳っている業者でも、実は”Windows 7以降”が条件だったりすることが大半。
そこで、今回は”完全無料回収”で、しかも国が認定した業者の”リネットジャパン”にお願いしてみました。
リネットジャパンって実は大企業だった!
”パソコン無料回収のリネットジャパン”を謳っています。
聞き慣れない社名だったのですが、あの”ネットオフ”の会社です。
リネットジャパンと言われて知らなくても、ネットオフの親会社と言われると安心できますね。
しかも、法律に基づく宅配回収の認定を受けたのは、このリネットジャパンだけだとか。
無料回収できる幅が広すぎる
回収してもらうのは、20年以上前のパソコン!
今回、無料で回収してもらうのは、SHARPのMebiusというノートPC。
Mebiusの販売期間は1995~2010年で、徐々に見かけなくなってきました。
回収されるこのノートPCは、Windows95搭載なので、概ね20年程昔になります。
最近、SHARPが東芝からPC事業を買収し、DynabookがSHARP製になったことに時代を感じました。
壊れていても回収してくれる
リネットジャパンがすごいのは、壊れていても回収してくれること。
さらに、HDDを抜いてしまっても無料回収になるので、情報保護にも確実。
もちろん、HDDが入っていてもリネットジャパンでデータ消去してくれるので万全。
今回の無料回収でも、電源が入らないままでしたが回収してもらいます。
CRTモニターだけは3,000円の回収費がかかる
電子機器なら大体何でも引き取ってくれます。(400品目)
CRTモニター(ブラウン管)は有害物質の処理費用として、3,000円かかります。
国の3R推進協会に基づくと、CRTモニターの回収は税込4,320円なので割安ですね。
また、テレビは家電リサイクル法の縛りに引っかかってしまい回収できないようです。
申込みの流れ:必要事項を記入 or 電話
回収してもらう中身、時間、連絡先を入力します。
回収日時は、最短で翌日~2週間先になり、時間指定できます。
連絡先として必ず聞かれるのは、住所・名前・電話番号のみ。シンプルです。
①リネットジャパンのWebサイトを開く
”パソコン無料回収のリネットジャパン”をまずは開きます。
右上や本文中に目立つアイコンが、申込みのためのリンクです。
QUOカードキャンペーンなどをやっていることもあるので、時々開くと良いです。
②パソコンがあるかや中身を聞かれる
”回収品にパソコンはありますか?”と聞かれます。
ある場合はスムーズですが、もちろん対応品目(400以上)なら回収してくれます。
パソコンの台数は、1~4台以上から選択し、CRT(ブラウン管)の有無を答えます。
③パソコンのデータ消去について
データ消去を有料でおまかせするか、自分で消去するか答えます。
基本的に、データ消去には物理的破壊かソフトで上書きを繰り返して行います。
リネットジャパンならHDDがなくても回収対象なので、物理的破壊をするのも一手。
おまかせすると、消去証明書を出してくれ(※有料)台数が多い場合でも安心です。
④パソコン以外の回収品について
携帯電話/スマホの他、小型家電があれば一緒に回収してくれます。
ただ、小型でもテレビはだめなので、除外4品目は必ずチェックしてください。
もし送ってはいけないものを同梱してしまうと、5千円以上の手数料を取られ、しかも返送されてきてしまいます。
⑤回収箱数を伝える
”回収箱数は何箱ですか?”と聞かれるので、1~4箱で答えます。
どんな箱でもOKといいつつ、140サイズで20kg以内でないといけません。
大型のデスクトップPCだと入らない場合もあるので、サイズに注意が必要です。
また、ダンボール事前配送サービスを利用すると398円/箱かかります。
⑥回収の希望日時を伝える
回収希望日・時間帯を選びます。
翌日~2週間以内の範囲で、好きな時間帯を選べます。
不在時には、不在票が投函されるようですが、在宅を忘れないように気をつけます。
⑦連絡先を入力
住所・名前・電話番号を入力していきます。
本人確認のために、生年月日も入力させられました。
また、最後にはリネットジャパンをどこで知ったかというアンケートがありました。
⑧最終確認
最後に入力に間違いがないことを確認します。
特に、日付・時間帯と”おまかせ安全消去サービス”は要チェックです。
一番下には、”メールマガジン登録”があるので、要らなければチェックを忘れずに外します。
お疲れ様でした。これで手続きは完了です。
また、最後のこの画面にはデータ消去をするように警告があります。
・パソコンの初期化ではデータは完全には消えていません!
・ハードディスクを破壊すると有害物質が飛散する恐れがあります。
ここまで手続きをしておいても、データ消去をお願いしたくなる場合もありますよね。
そんな時には回収日前日の15時までに『申込完了メール』からも追加可能だとか。
実際に発送してみる
もう使わない古いPCを箱に詰めます。
キーボードなどの周辺機器は同梱してもしなくてもOK。
今回は、ACアダプターはきちんと同梱して、使えるようにしておきます。
ガムテープ等で封をした状態で待ちます。
印字された伝票を持ってきてくれるので、箱詰めだけで大丈夫。
宅配便回収対象エリアは広いので、佐川急便が届く地域なら問題なし。
感想:とても楽だし、安心感あり!
3,300円を節約できた!
SHARP株式会社の”回収再資源化料金”は、3,000円+税です。
実は、ほぼすべての企業で一律料金として設定されていて、PCリサイクルマーク料金がなければ必要。
※2003年10月1日以降に個人向けに発売されていれば、PCリサイクルマークがついているはずです。
これが丸々要らなくなったので、単純に3,300円を節約できました。
さらに、QUOカード500円分が抽選で当たるので明らかにお得です。
安心:処理完了後にメールを送ってくれる!
リネットジャパンがすごいのは、メールで処理報告をくれるところ。
無料回収なのに、リサイクル処理が終わった時点でメールが送られてきます。
ここまで手厚く報連相をしてもらえると、安心してPC回収をお願いできますね。
PC回収で社会貢献もしているのがすごい!
古いPCには貴金属が多く含まれ、都市鉱山と言われて久しいです。
手作業ゆえに回収コストは膨大でも、何とか利益を出すことはできるそうです。
そこで、回収したPC1台あたり50円を第7回スペシャルオリンピックス日本(知的障がい者向けのスポーツ大会)に寄付するなど、積極的な社会貢献をしています。
トヨタ自動車とも連携し、社員にリネットジャパンへの回収を勧めるなどしているんだとか。
無料回収してくれるだけでもありがたいのに、社会貢献にも積極的と聞き驚きでした。
これからも使わなくなったパソコンはリネットジャパンに無料回収してもらうことにします。
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