内蔵マイクだとイマイチ音質が悪いけど、マイクは邪魔だし直置きのノイズが嫌だ。
そんな時におすすめなのが、ショックマウントのあるアーム付のコンデンサーマイク。
しかも、USB接続なので、ノートPCはもちろんAndroidスマホ・PS4・Macbookでも使えます。
今回は、YULU YBM- USB700 コンデンサーマイクを購入しました。
他の方のレビューを参考にしつつ実際に購入してみて、不安を感じるポイントもレビューしてみます。
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パッケージ
黒と白のほぼツートンカラーのパッケージ。
写真で見ると実感が湧きにくいですが、案外大きくて軽いです。
”STUDIO MICROPHONE”とありますが、実際にスタジオで使われることはなさそう。
開梱してみると、案外付属品などで盛り沢山です。
一つ一つが丁寧にビニール袋でパッケージングされています。
見やすいように並べてみました。
付属品は10種類で、コンデンサーマイク、ボール型防風キャップ、フィルタマスクシールド、USBケーブル、Micro USB変換アダプタ、Type-C変換アダプタ、アームスタンド、ショックマウント、金属ベース、説明書です。
デザイン
購入した殆どの方が家庭で据え置きにして使うと思います。
やはり、高級感まではいかなくても、無難なデザインなのか気になると思います。
結論から言うと、オールブラックで地味なので、とても無難なデザインにまとまっています。
ショックマウントにコンデンサーマイク本体を載せたところです。
マイクの固定は、クリップのように挟み込んで固定する一般的な方式です。
挟み込む強さは適度で、脱落してしまったり、ずれるというような不安は感じません。
スペック (仕様)
形式 | コンデンサータイプ |
指向特性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 30Hz-20KHz |
感度 | 25mV/Pa(-42dB±2dB) |
使用温度範囲 | 10~35℃ |
使用湿度範囲 | 20~80% |
給電方式 | USB DC5V 給電 |
使い勝手
マイク本体もそれなりの大きさで音質も悪くない
マイク本体はiPhone8と同程度のサイズ感で、若干小さめ。
音質はあまり期待していなかったのですが、金額を考えると極めて良好です。
音楽用としては考慮していませんが、初心者レベルならまずはこれから初めて十分なはずです。
Youtube向けの収録など、音質にシビアでない用途なら困らないだけの音質はあります。
(PA用にSM58、RODE NT1-Aなどを含め業務用マイクを扱ったこともありますが、この程度の音質差なら、取り回しのしやすいUSBマイクを使いたいです)
ホワイトノイズは気にならない
ホワイトノイズがあるなら、大きな声で話してレベルを上げましょう。
ただ、一般的な使い方ではホワイトノイズはおそらく気にならないと思います。
少なくともMacbookやWindowsPC内臓のマイクや、一般的なヘッドセットのマイクとは音質が別格です。
ただし、環境音の録音には向かない特性になっています。
変換アダプターがあるので、PS4など対応機器が広い
Linux、Windows、MacOS、PS4からAndroidまで幅広く対応。
…というのが売りなのですが、実際に接続するには変換アダプターが必要なことが大半。
Android機器でもOTGケーブル対応機種なら問題なく繋がります。(ここ数年のスマホなら概ね対応)
ただ、この変換アダプターを使って接続する人は限られそうだなという印象はあります。
指向性はやや弱めで扱いやすい
自分で発した声や環境音を元にテストしてみましたが、指向性は弱いと感じます。
単一指向性(カーディオイド)なので、正面からの音を拾いやすいくらいの感じです。
その分姿勢を気にしすぎずに使えるので、ボイスチャット(ZOOM、Google Meetなど)向けに使うのにはちょうどいいくらいです。
マイクアームは値段なりだけど、まあまあ。
アームのねじ部分は、しっかり締めないとぐらついてきます。
また、全体的に細くて華奢な作りなので、頼りない感じはします。
頻繁に動かすと色々な部分が緩んでくるので、位置決めしたら半固定で使い続けることになりそう。
ただし、ショックマウント機構のおかげで、机への振動などは十分に防いでいる印象。
改善してほしいところ
ポップガードが使い物にならない
結構大きめで、iPhoneより直径の大きなサイズのポップガード。
ポップガードがあると、「本格的で、なんとなくカッコいい」感じがしますよね。
ところがどっこい、これが思ったような角度に決めたくても、ダラ~んとずれ落ちてくる欠陥品。
位置決めしたくても中のワイヤーが弱すぎるせいで、固定が効かず使い物にならなりません。
マイクカバー(ボール型防風キャップ)がボロい
ボール型防風キャップ(いわゆるマイクカバー)が付属します。
ここまでは良いのですが、中のウレタンが劣化していて、ボロボロ崩れてきました。
箱から取り出す時に触れた時点で、黒い線維が指に付着して気分が少々悪かったです。
安物を買ったときでもここまで雑な作りのものを触ったことがなく、衝撃的でした。
感想:買ってよかった
今回の購入目的の1つに、Voiceinという音声入力アプリの効率アップがありました。
常時接続の高音質マイクがあると、誤入力が減り、しかも使いたい時にがんがん音声入力できます。
毎回ヘッドセットや外付けマイクをつなげてもよいのですが、安いから故障を気にせず、ラフに扱えるマイクのほうが好都合なので用途を考えるとぴったりでした。
(本来のコンデンサーマイクは湿度に敏感なので、使い終わったら防湿庫に入れるのが基本です)
比較
YOTTO USBマイク (ASIN: B07WFW673W)
2020年発売 / レビュー / 3,000円前後
中華製品にありがちな”同一工場で販売元が多数”な謎の製品。
このコンデンサーマイクでもご多分に漏れず、写真から同一と思われる製品があります。
そのうちの1つで、値段が更に安く、付属品の種類が少し代わって、売上が良い”YOTTO”のマイク。
大きな付属品の違いとしては、USBの変換アダプターが付属しないことです。
こちらのほうが値段が安いので、YOTTOを選んでもいいかもしれませんね。
購入するには?
そこそこ売れているのですが、扱っているのはAmazon.co.jpのみです。
トラブルがあった時の補償や安心感も考えると、他のお店で売っていてもAmazon一択ですね。
Voiceinのユーザーさんや、ビデオ会議や、配信をしている方におすすめなので、他の製品でも良いのでぜひマイクを導入してみてください。
他の方のレビューもぜひ参考してみてください。
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