【おすすめ】長く使えるスマホのメーカーのランキングはこれ!

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「一度スマホを買ったらなるべく長く使いたい!」という人って多いですよね。
ところが、実際にはスマホは2年しないうちに買い換えないと厳しいこともしばしば。
そこで、アップデートやサポートがしっかりしていて、長く使えるスマホメーカーを評価してみました。

今まで50台以上のスマホを使ってきた経験と調査を基に、独断と偏見で選んでいます。

目次

日本・欧米メーカー

【Apple】 iPhone

言わずとしれたスマートフォン界の王者Apple。
独自のiOSによる囲い込みと作り込みの高さで、”信者”とも呼ばれるファンも少なくありません。
ここ数年になって、過半を超えていた国内シェアが低下しつつあり、落ち着きを見せ始めています。

iPhoneでしか使えないアプリもあり、女性に限ると更にiPhoneユーザー率は高いです。

世界シェア13.9% (2019年通年, 1.9億台)
国内シェア45% (2019年、推定1,400万台)
国内初発売2008年7月11日 (iPhone 3G)

【Google】Pixel

高価格帯ながら最近勢いがあるのが、Google謹製AndroidスマホのPixcelシリーズ。
日本向けではおサイフケータイにも対応するなど、地味にローカライズもしっかり。
以前のNexusシリーズの製造・アフター対応は他社任せだったのが、Pixcelからは内製化されています。

世界シェア1.0%未満 (2019年通年、720万台)
国内シェア
国内初発売2018年 (Pixel 3)

【Sony Mobile】XPERIA

残念ながら、ソニーのXPERIAのアップデートはほとんど期待できません。
日本を除く世界的に殆どの地域で撤退してしまい、世界シェアはわずかに0.1%程度。
あまりにも売上台数が少なく、コスト競争力は皆無で、バグがあっても修正されることも少ないです。

緑のSony Ericssonロゴがあった頃のXPERIAの輝きが懐かしいです。

世界シェア0.1%未満 (2019年通年, 推定約300万台)
国内シェア7% (2019年通年、推定250万台)
国内初発売2010年4月 (XPERIA SO-01B)

【京セラ】Digno、TORQUE etc.

三洋電機の事業を買収し、国内工場を持つ類まれなメーカーなのが京セラ。
工事現場でも使える頑丈なモデルなど、ニッチ市場を狙ったスマホが多いです。
2019年には数年以内の撤退を検討と社長が発言したこともあり、将来性に不安あり。

世界シェア0.1%未満 (2019年)
国内シェア6% (2019年通年、推定150万台)
国内初発売2011年11月 (ISW11K)

【Sharp】AQUOS

国内シェア2位(Androidでは1位)で、日本勢では勢いがあるのがシャープ。
鴻海精密工業の傘下に入ったためか、コスパ良好なガラスマを積極的に発売しています。
2019年にAQUOS sense3シリーズは、300万台も売り上げていて、日本勢では稀なヒット機種でした。

「発売から2年間、最大2回のOSアップデートをお約束」しているので、安心して購入できます。

世界シェア1.0%未満 (2019年通年)
国内シェア14% (2019年通年、推定400万台)
国内初発売2010年7月 (LYNX SH-10B)

【FCNT(旧・富士通)】Arrows

高齢者向けの”らくらくスマートフォン”が主力機種の富士通。
全体にガラスマ(防水・おサイフケータイ入り対応)で、ロースペックなイメージが強め。
5G対応機種も発売するなど、流行に追いつこうとしていますが、高コスト体質でシェアは低いです。

2018年には投資会社のポラリスに売却され、スマホ事業を継続しています。

世界シェア0.1%未満 (2019年Q3, 台数ベース)
国内シェア7% (2019年通年、推定250万台)
国内初発売2011年11月

【NEC】Medias

2009年にNEC・カシオ計算機・日立製作所の3社のスマホ&携帯電話事業が統合。
2013年にNECカシオが撤退し、2016年に完全に事業終了。

世界シェア0%
国内シェア0%
国内初発売2011年3月 (MEDIAS N-04C)

アジア系メーカー (中国以外)

【Samsung】Galaxy

Androidのハイエンドスマホでは世界トップのSamsung。
おサイフケータイなどの機能面で日本対応が充実していて、とても使いやすいです。
OSのアップデートにも積極的で、長く使いたいならばGalaxyを選べば間違いないと言っても良さそう。

世界シェア20.6% (2019年Q3, 台数ベース)
国内シェア8% (2019年通年、推定300万台)
国内初発売2010年10月 (Galaxy SC-02B)※

※SC-01B(2010年2月発売)は、AndroidでなくWindows Mobile端末のため。

【ASUS】ZenFone

台湾の大手PCメーカー、ASUS(エイスース)
ローエンド~ミドルクラス機種を中心に10機種ほど展開しています。
フリップカメラ搭載の ZenFone 7が、世界的な注目を浴びています。

世界シェア
国内シェア
国内初発売2014年 (ZenFone 5)

【LG】Style、V、Optimus

Samsungに比べてシェアは低いが、おサイフケータイ対応にも積極的でした。
コスパのいい機種を出すことに優れていて、キャリア向けの機種がよく売れていました。
LG製高級白物家電の人気を背景に、スマホと家電の連携(lot)を打ち出している傾向がありました。

2021年には6期連続赤字(累積約5,000億円)となり、2021年夏にスマホ事業から撤退しました。

世界シェア2.0% (2019年Q3, 台数ベース)
国内シェア1%
国内初発売2011年3月 (Optimus G Pro L-04E)

【Micromax】

インドの電機メーカーで、一時期はスマホ市場で勢いをみせたMicromax。
2019年以降は新商品が途絶え、2020年現在にはインド国内シェアも1%未満に低下。
インド国外には進出しておらず、従来型携帯電話(フィーチャーフォン)が売上の多くを占める。

世界シェア0.01% (2020年)
国内シェア0% (2020年)
国内初発売未発売

【HTC】Desire、U series

台湾ハイテクコンピュータ、略してHTC。
2010年頃には世界シェアの1割を占めていた大手だったものの、現在は風前の灯火。
その高い技術力は、Googleにより部門買収を受け、現在のPixcelシリーズの開発部門に引き継がれている。

ちなみに、HTC HT-03Aは日本で初めて発売されたAndroidスマホ。

世界シェア0.05% (2020年)
国内シェア0% (2020年)
国内初発売2009年7月 (HTC HT-03A)

アジア系メーカー (中国)

【Xiaomi (小米)】Redmi / Mi

中国のアップルとも言われる”小米 (Xiaomi, シャオミ)”
2020年から日本に進出し、Redmi Noteを中心に売上を伸ばしています。
コスパ重視の無印Mi(小米)で、スペック重視のRed Mi(紅米)の2シリーズ展開です。

原爆をイメージしたPVや、日本語専攻の学生に対する差別などで批判を浴びている企業でもあります。

世界シェア8.3% (2019年Q3, 台数ベース)
国内シェア1%未満 (2019年通年)
国内初発売2019年12月 (Mi note 10)

【OPPO】Reno

最近、日本で一番勢いのあるのがOPPO(オッポ)。
おサイフケータイ対応、全キャリア対応、防水防塵などローカライズが完璧。
コストパフォーマンスも最強なので、SIMフリースマホに限ると国内トップシェアです。(2020年現在)

一方で、Android OSのアップデートに消極的なメーカーとしても知られています。
そのため、2年程度のやや短期間で買い替えたい人におすすめ。

世界シェア8.6% (2019年Q3, 台数ベース)
国内シェア12% (2019年通年 ※SIMフリー機に限る)
国内初発売2018年2月 (R11s)

【Vivo】iQOO

日本では馴染みがないものの、中国3大スマホメーカーの一角なのがVivo(維沃移動通信)。
ローエンドが中心ながら、音楽とカメラの性能にこだわっているのが一番の特色。
液冷、L/Rトリガー対応、120W充電対応のような尖っていて、少々クセのある端末が多いのもマニア受けがいいです。

実は、親会社はBBKホールディングスなので、Oppo・Realmeと同じ系列です。

世界シェア7.8% (2019年Q3, 台数ベース)
国内シェア0%
国内初発売未発売

【Huawei】Honor、Mate、nova

米中貿易戦争の槍玉にあげられてしまったHuawei(華為科学、ファーウェイ)。
2020年時点で世界トップシェアで、他を圧倒するコスパと品質が魅力。
一方で、GMS(Google のサービス;Google Play ストア)が使えないので、使えるアプリが限られます。

中国で使うならともかく、日本国内でメイン端末として使うのはかなり厳しいです。
また、Honorは制裁を回避するために、分社化されて売却されました。

世界シェア17.6% (2019年Q3, 台数ベース)
国内シェア1%前後 (2020年Q1)
国内初発売2012年

【Realme】

”OPPO Real”というOppoのインド向けブランドが独立した新興メーカー。
元々が新興国向けのラインナップだったため、コスパを重視した廉価機が多い。
Oppoとはライバルというよりも、XiaomiとRedMiの関係性に近く、デザインも共通点が多い。

世界シェア2.7% (2019年Q3, 台数ベース)
国内シェア0%
国内初発売未発売

【Motorola】Razr、Photon

Motorolaはアメリカ企業ですが、Lenovoに買収されブランドとして使われています。
2012年~2014年はGoogleの傘下にあり、Androidスマホを研究開発していました。
スマホ黎明期には”Razr”ブランドで、現在は”g8”などの”moto”で始まるブランドで発売中。

ハイスペック機よりもコスパ重視の廉価機のラインナップが大半を占める。

世界シェア2.6% (2019年Q3, 台数ベース)
国内シェア1%程度
国内初発売2011年

【Tecno】itel、Infinix、Spice

Tecnoは、伝音科技(Transsion)のスマホブランドで、特にアフリカで人気(シェアNo,1)。
低スペックのローエンド機が中心ですが、徹底して途上国のニーズにこだわってます。
価格帯は50~200ドルくらいで安く、中国本土や欧米諸国では全く販売されていません。

製造工場は、中国本土のほか、エチオピアとインドにあります。

世界シェア1.3% (2019年Q3, 台数ベース)
国内シェア0%
国内初発売未発売

【TCL】ALCATEL

中国大手テレビメーカーで、Android版BlackBerryの開発でも知られるTCL。
TCLブランドでのスマホ発売は2019年と最近だが、OEM受託は以前から行っていたため技術力は高いです。
最近は国内ではTCLブランドでのAndroidスマホを発売していません。

世界シェア1.3% (2019年Q3, 台数ベース)
国内シェア1%未満 (2019年通年)
国内初発売2014年9月 (ALCATEL ONETOUCH IDOL 2 S)

【Tinno Mobile】

Tinno Mobileは、中国のスマホメーカーですが、ODM生産を中心にしています。
実質的完全子会社のフランスWikoブランドで日本にも進出しましたが、現在はTinno名義になっています。
現在は日本国内では、楽天モバイル独自スマホの”Rakuten Hand 5G”の生産でも知られています。

世界シェア1%未満 (2019年Q3, 台数ベース)
国内シェア1%未満 (2019年通年)
国内初発売2017年2月 (Wiko Tommy)

参考情報

「スマホのシェア」の定義とは?

“スマホの世界シェア”、”スマホの国内シェア”は、いくつかの調査会社が発表しています。

代表的な”世界シェア”の引用元として、

  • Strategy Analytics (イギリス)
  • IDC (アメリカ)
  • Canalys (シンガポール)

代表的な”国内シェア”の引用元として、

スマホの世界シェアを調べる時のキーワードとして、”Global Smartphone Shipments”などと調査会社の名前を入れると検索しやすいです。

また、期間を指定する時は、2020年などの年度+Q1~Q4の四半期をあわせて入力すると確実。
シェアの一覧表などに出てくる”YoY”は、顔文字のようにも見えますが、”Year-over-Year Change”のことで、前年度との増減のことを指しています。

参考になるサイト例

  • https://www.statista.com/statistics/271490/quarterly-global-smartphone-shipments-by-vendor/
  • https://www.counterpointresearch.com/global-smartphone-share/

現在使用中のスマホのシェア

「スマホのシェア」と言った時に、現在の使用状況からシェア分析するのは困難です。

”Google Analytics”というWeb運営者側からアクセス分析をした時の状況を目安の1つにすることはできると思います。
例えば、webrage社は、約5億PV、約100万UUのサイトからの情報を毎月公開しています。

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著者情報

Rankmanのアバター Rankman Director

ガジェットブログ運営歴10年+αで、AndroidオタクのWEBエンジニア。
気になるガジェットを見かけると買ってしまう癖があります。(業務用を含めると年200万円ほど機材購入に充てていたことも・・・)
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